2009年某実日、アキハバラ、トーキョー、JAPANから生まれた
「男」の「娘」と書いて「男の娘」なバンド「ねこみみ。」ですっ!

これまで男のコなのにまるでオンナノコみたい可愛いルックスで
「女形(おんながた)」と呼ばれるミュージシャンが
うっかりバンドに紛れ込んでいることがありました。

でも、メンバー全員が「男の娘」「女形」だけが偶然集まった
奇跡のようなバンド、それが「ねこみみ。」でございます。
そもそも、「男の娘」って何?

2005年ごろから、秋葉原発のゲームやマンガ、アニメなど創作物で
次第に人気が出てきた女の子にしか見えない男の子「女装少年」。

最初は二次元の世界にしか生息していないと思われたのですが、、、
近年の環境ホルモンの影響か、ゆとり教育の弊害か、
2009年ごろになって、現実のセカイにも女の子にしか見えない
「男の娘」が稀に街を歩いてるってな現象が起こり始めたのです。

「ボクは可愛くなりたいだけなの。折角似合うのに、着たいお洋服を着てもいいよね?」

それが彼ら「男の娘」のベーシックなメンタリティ。

男性として生まれた以上、本来似合うはずのない女の子のお洋服が似合ってしまう、
顔もお洋服もオンナノコなのに実は男のコという、とっても珍しい生き物、
まさにCOOL JAPANの究極形とも言える、天然記念物級の生物なのですっ。

どうして「ねこ☆みみ」なの?

「え?だってそりゃあーた、何ていうの?「萌え」?(←なぜか疑問形)
とか「秋葉原といえばねこみみじゃない…のかな」?(←なぜか自信のない疑問形)
と答えることも多かったのですケド、まじめにお話いたします。

お話が長くなってしまうかもしれませんが、ぼくたちのバンド名が
「ねこ☆みみ」になったのには2つの理由があります。

1 つに

最近、秋葉原を中心にちょっと流行ってる「男の娘」な見た目とは裏腹に
「ねこ☆みみ」って意外と音楽そのものにまじめなバンドなのです。

みんなが集まったバンドの曲調は、ヴァラエティに富んでいて
アイドルPOP風からヘヴィメタル、プログレ風など
万華鏡のような変化を見せます。

「素敵な音楽を創るためには、とってもいい耳を持ってなきゃ」

いい耳というのは、いい音、良い音楽を聞き分ける感性をもった耳です。

ところで

犬の耳は人間の2倍 よく聞こえるといいますが、
猫の耳はさらにその2倍の聴力があるそうです。

三角形の可愛い耳は、獲物を捕らえるために方向感覚に優れていて
音源の高低や奥行きが 聴き分けられる上に、
何かにぶつかって跳ね返ってきた音も聴きわけることができるそうです。

そんなとっても良い「耳」にあやかって
ぼくたちも素敵な音楽を創り、奏でていきたいと思いました。

2つめは

ぼく達が全員「男の娘」(女形)なことに関係あります。

猫は一般的に、男性より「オンナノコ」の方が好きなんだそうです。
どうしてかといいますと、猫の耳「ねこ☆みみ」 は
低い音(声)より高い音(声)を聴きわけることの方が得意だから。

男の娘は、オンナノコの可愛いとこ、綺麗なところに憧れて憧れて
それで、あろうことか自分がオンナノコになっちゃってます。

その「男の娘」のシンボルとして、
ぼくたちはバンド名を 「ねこみみ。」に決めました。

「ねこみみ。」の目標って?
「ねこ☆みみ」がいちばんやりたいコト、それはもちろん
「音楽でみんなをハッピー♪」にすることです。

世の中には、まだまだぼく達のように、多くの人と考え方が違う子、
周りに自分がやりたいコトを理解されない子もたくさんいると思います。

そんな子たちに少しでも「他にも同じコト考えてるコが居るんだよっ」って
知ってもらって、 たった1度しかない人生を大切にポジティブに楽しんで欲しいナ
そんな悩めるコたちの憩いの場所を提供できたらいいナって思います。

さらに

「折角似合うのに、ぼく、どうして可愛いお洋服着ちゃダメなの?」

そう、ねこ☆みみは、男のコでもオシャレという魔法を使って
こんなに可愛くなれるんだよっ♪ていうコトを見せていくことで
男のコのファッションの幅を広げていきたいと思っています。

およそ100年前、ココ・シャネルは当時男性だけのものだった
パンツルックを女性に転用することで新しいファッションを創りだしました。
いまそれは、女性の普通のファッションになっていますが
その逆もまた、もしかして出来るのでは?と思っています。

もちろん、それが似合うか、似合わないかというファッションセンス
そして、TPOに合わせて自分のファッションを省みる感覚
冒険した後に気づいて磨くテクニックは大事ですけど、
男の子だからという理由で着たいお洋服、オシャレの可能性が
閉ざされるのは、とても残念なコトだと思うのです。

「200年前、日本のファッションリーダーは『女形』 (男の娘)だった」

当時の街娘たちは、歌舞伎の女形、つまり男の娘が舞台で着ていたファッションを
こぞって真似し、女形のファッションが流行の中心だったそうです。

近い将来、ニッポンにたくさんたくさん、可愛い男のコが
可愛い格好で街を歩いてて、お出かけするのが楽しくなるような
そんな未来を夢みて、ぼくたちは「音楽」という言葉で
メッセージを発信し続けていきたいと思うのです。
 
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